130.エステと健康寿命の関係性

 現在では「男らしく」とか「女らしく」はNGワードでしょうが、かつての「男らしく」ない典型が、男性が化粧品(基礎化粧品、ファンデーションなどのメイクアップ)を使ったりひげ脱毛をしたりする姿だと思います。しかし、男性の美容意識が高まっていて、若者だけでなく、中高年男性向けにもスキンケア用品が販売され、そのような市場は右肩上がりだそうです。 

TPCマーケティングリサーチ、メンズコスメ市場について調査結果を発表 - 日本経済新聞 

 

 これは以前も書きましたが、昭和一桁生まれの両親に「男は顔でない(=お前は顔が悪い)」と育てられてきた私は、自分の顔に興味がなく、使うのは整髪ムースくらいで男性化粧品を手にしたこともありませんでした。最近、鏡で自分の顔を見ると、「たるみやシミが目立つジジイだな」とか、「ハリもないし健康年齢が低そうに見えるな」とがっかりしています。 

 

 先週、チョコザップを話題に出しましたが、男性と女性の平均寿命、健康寿命の違いと化粧品やエステ市場との関係性が少し気になっています。 

ほとんどの女性は昔から、化粧をしたり、美容院に行ったり、ダイエットをしたり、エステに行ったり、自分の見た目や身体のケアをとても意識しています。いつまでも若々しく見られたいイコール若々しくありたいということで、これが知らず知らずのうちに健康志向にもつながっているように思うのです。極度なダイエットなどは論外ですが、自分に関心をもち自分をケアすることは、健康面でも大切ではないでしょうか。 

 

 一方、暴飲暴食、酒を飲み、たばこを吸うが一昔前の仕事の出来る男の一つの姿でした。真夏のゴルフ、紫外線を浴びてわざと日焼けをする人もいました。女性に比べて男性は身体のケアがおろそかだったと思います。 

 

 男性も自分に関心を持ち美容意識を高めることで、見た目はともかく、若いうちから自己ケアに心がける習慣が広まれば、結果として男性の健康寿命ものび延びていく、のかもしれません。 

 

答えは数十年後です。そのころには医療技術の進歩もありますから、結論のない話です。 

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