148.マイ孤独のグルメ

年明けに原作まで読んでいる孤独のグルメファンの息子から「劇映画孤独のグルメは大傑作です」というLINEがありました。私は食通でも大食いでもないし、これまでその番組も観たこともありませんでしたが、そこまで絶賛するのであればと思い、映画館まで足を運びました。息子と物差しが違うようでしたが、佳作でした。井之頭五郎さんが何皿もオーダーして全て平らげるシーンはいささか食傷気味でしたが、心温まる作品でした。復帰された塩見三省さんの姿を観ることもできてうれしく思いました。

 

映画に触発されたわけではありませんが、先日、最寄り駅から2駅先の住宅地にポツンとある焼き鳥屋さんに入ってみました。
いいお店でインスタやFacebookで紹介したいと思ったのですが、「店内での撮影はご遠慮ください。SNSへの投稿はご遠慮ください。」という貼り紙が・・・。
そこで、ここはひとつ孤独のグルメ風実況で雰囲気を紹介しようと思います。(息子の添削済み原稿です。)

 

「腹が・・・減った。」

まだ、5時前だったが、店は4時からやっているようだ。ラッキーである。うん、ここだ!

テーブル席が大小2つとカウンター席5つのこぢんまりとしたきれいな店構えで、中に比較的若い大将一人と給仕をしてくれる女性が一人。もちろん客は、まだ私一人。

まず、お通しが大根おろし。定番のひとつではあるが、私の苦手な食材だ。幸先悪し。

思い切って、「大根おろし苦手で」と言ったら、大将が「きゅうりと白菜の浅漬けでいいですか?」と。

「いいじゃないか。」

これぞ小さなお店ならではのサービスだ。

昔、毎日飲み歩いていた頃、「いい店かどうかの基準は、出てくる枝豆の良し悪し」と言っていた自分の言葉を思い出し、まずビールと枝豆を注文。

なんともいい茹で加減と塩加減。焼き鳥も期待できそうだ。

焼き鳥を単品で何品か頼んでもよかったが、試しにお任せ5本を注文。

5本まとめて出てくるのかと思いきや、一本ずつこちらのタイミングを見計らいつつ、運ばれてきた。この順番に大将のこだわりがうかがえる。一皿に一本ずつ運ばれてくる。1,2串目は塩、3,4串目がたれ、最後が塩。

日本酒も注文し、最後の串を食べ終わるタイミングで日本酒も飲み干す。我ながら完璧。

もっといろいろと注文したかったが、少食の私はこれでお腹いっぱい。満足。

ごちそうさまでした。

また来よう。

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