149.令和の米騒動で思うこと

 私はお米を買わないので、現在の米価の高騰の影響を直接感じることはありませんが、昨今の備蓄米の入札、その後も高騰は続き品薄状態も解消せず、しかし随意契約で放出されたお米が数日の内に店頭に並ぶという一連の報道には関心をもたざるをえません。 

 

 そもそも、どうして米価が倍以上にもなってしまうような米不足になったのかがよくわかりません。

不作のせい?
2024年の作況指数は101で天候に恵まれたという報告があります。

減反政策のせい?
それは昨日今日に始まった話ではありません。
企業がこれほど需要と供給の予測を間違えることはありえません。 

 

 備蓄米を放出する際「入札して一番高い値をつけたところに卸す」という報道をみて、まず疑問を感じました。コメ不足解消に少し貢献するのかもしれませんが、それで売値が下がるとも思えませんでした。


結果として流通の問題か、精米の問題か、倉庫の問題なのか、そのお米は市場にはほとんど出てきていません
。JAがほぼ全部買い取ったら、そりゃそうなるだろうということは私でも予想できました。 


お米の問題がおこると、儲かるのは米問屋というのは江戸時代から相場で、中間にいる誰かが儲けている(儲けるつもりだった?!)に違いありません。国策農業ですから、当然関与する会社・団体も多くて複雑でしょうから、そこに関わるみなさんが何らかの形で利益を上げることになっているのではと勘ぐってしまいます。
 

 

 随意契約、誰のアイデアなのか、少なくとも野党で提言した人はいないように思いますが、随意契約になったとたん、あっという間にお米が市場に出始めました。正確な実態・実数はわかりませんが、さまざまな小売り業者が独自のルートで精米し、保管し、運んでいるのでしょう。小泉さんばかり目立っていますが、この流れを生み出すために裏でとても大変な動きがあったと感じます。
それとも、普通の流通工程に乗せたら、このくらいのスピード感で対応できるものなのかもしれませんが・・・そういう裏方にも光をあてるべきかと感じています。
 


といっても、これだけ物価があがっているわけですので、米の生産や流通にかかるコストも上昇しているはずです。最近、食パンが小さくなったり薄くなったりしているように感じていますが、自宅で炊飯するお米はそういう細工ができません。お米に関しても市場原理で適正な価格で流通させなければならないと思います。
 

 

同時に、物価上昇を考慮して年金をアップしてほしいものです。 

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