23.採用の面接官が知りたいこと

採用試験シリーズ③
今回は面接官が知りたいことについてお話します。

 こちらのニーズがピンポイントで明確な経験者採用では、専門性や経験が重視されるのは言うまでもありませんが、いわゆる新卒採用では、必ずしも尖がった専門性が必要ということはありません。

技術系の場合ですが、私たちは、みなさんが自らどれぐらい考えて研究を進めたかを評価します。

 しかし、「これは、教授の反対を押し切って進めた自分のオリジナリティのある研究です。」と鼻息荒く語る人がいますが、それは逆効果です。教授あっての研究だということを理解していないのかと受け取られます。研究の背景と内容をどれだけ理解して積極的に仕事をしているかが大切です。

 また、頭と同様に、どれくらい手を動かしてきたかについても知りたいと面接官は思っています。研究はスマートな方がよいという人もいますが、たくさん実験をしないといいアウトプットは得られないというのは、私たちの衆目の一致するところです。学生の頃から手抜きをしている人はあまり歓迎されません。

 さらに、人間関係も重視されます。人間関係とは、仲のいい友人がいるということではなく、先輩や指導教官とどういう関係性を築いているかということで、その具体的な事例を知ることができると私たちはうれしく思います。

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