143.風物詩:五反田川の鯉のぼり

 平日の13時過ぎから約2時間、「列島ニュース」というNHKの番組があります。各地の放送局で放送したお昼のローカルニュースをピックアップして紹介しています。事件や殺伐とした情報は少なく、ローカルなイベントや特産品のブランド化といった地域のトピックスをオムニバスに伝える長閑な番組です。 

地方の風物詩の話題も数多く取り上げられています。 

最近では子供の日に因んで、青森の浅虫では、鯉のぼりではなく「いるかのぼり」、枕崎では「かつおのぼり」、と変わり雛ならぬ変わりのぼりが掲揚されたというニュースが紹介されました。 

 

鯉のぼり、街ではあまり見なくなりましたが、先日話題にした「生田河津桜並木」のある五反田川では、この時期、小田急線生田駅沿いに川の両岸にロープが張られ、そこにたくさんの鯉のぼりが泳ぎます。 

http://tamaku-kanko.net/?p=2781 

 

壮観です。 

しかし、どのようにして鯉のぼりを川の上を泳がせるのかということを不思議に思っていました。毎年、忽然と無数の鯉のぼりが泳ぎ始めます。 

今年も4月18日の夕方に川沿いを歩いたときには何もなく、19日のお昼過ぎには鯉のぼりで埋め尽くされていました。 

Facebookで五反田自治会の人が「今日掲揚した」と投稿しているのを見つけたので、質問したところ、「朝9時から五反田自治会の役員及び近隣住民のご協力をいただき、ロープに結んだ鯉のぼりを用意し、それを橋から両岸に持って降りて順番に運んで設置している」と丁寧なご回答をいただきました。 

業者ではなくすべて手作業だそうです。また事前に両岸の雑草除去や清掃が行われています。 

地元の子どもたちに思い出を残そうと始まったとのことですが、今年で13年目、私も毎年観ることができ、感謝です。 

 

5月6日まで掲揚されるそうです。 

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