175. 川崎市立図書館の利用者登録をしてみました

 

 今年の夏から始めた読書生活ですが、幸いなことにまだ続いています。 

 電子図書から紙の本にシフトしたと以前のコラム(164. 紙の本を読む生活:https://asfrontiers.com/2025/09/22/column164/)で報告しましたが、読み終わった書籍を今年の成果というわけではありませんが、床に平積みにしています。(収納スペースがない・・・) 

 その中にはいくつか紹介したい本もありますが、それはいずれおいおいと。 

 

 以前はお手軽に購入できた文庫本ですら値段が上がっています。感覚の1.5倍~2倍を支払っている感じです。この読書中心ともいえる生活を気に入っていて続けていきたいのですが、年金生活者ですから購入には限界があります。 

 そこで一念発起、川崎市の図書館に登録しました。表現はよくありませんが、これまで手垢のついた本を触るのが嫌だったのですが、このご時世、間違いなく衛生には十分注意を払っていることでしょう。川崎市はどの区にも図書館があり、その分室もあわせると計14か所の施設があることを今回初めて知りました。 

利用者登録はネットで出来ます。とても簡単。 

 

 また、「かわさき市立図書館アプリ」というアプリがあり、検索・予約はスマホで出来て、川崎市にその書籍が何冊あるか、予約数(待ち人数)も表示されるし、自分の順番になるとメールで通知してくれます。施設間で書籍を融通しあっているようです。本を借りる時と返却する時だけ最寄りの図書館に行けばよいし、有料ですが宅配サービスもあります。 

 

川崎市立図書館活動報告書(https://www.library.city.kawasaki.jp/images/upload/R6tosyokan-katudouhoukoku-honbun.pdf)が公開されていたので、この機会に読んでみたところ、 

令和6年度の個人貸出冊数573万冊、貸出人数258万人
登録人数35万3千人で6年度に貸出等を行った利用者人数は14万8千人
2023年5月スタートの「かわさき市立図書館アプリ」のダウンロード者数は3万7千人 

 

 利用者(14万8千人)は年間平均40冊近くを借りている計算になります。本当かな!?ヘビーユーザーが多いようです。ちなみに川崎市の蔵書は190万冊ですから、平均すると1冊の蔵書が年3回は借りられています。回転数もまずまずですね。 川崎市の人口が約155万人なので5人に1人以上登録していて、ほぼ10人に1人が実際に利用していることになります。 

因みに図書館の予算は8億6596万円。 

 

 川崎市の令和6年度予算が一般会計8,712億円余で全会計合計が1兆5,903億円余でしたから、一般会計の0.1%、総予算の0.05%が図書館運営費用に充てられています。 

 

 報告書には図書館利用者の年齢層の記載がありませんでしたが、いわゆる高齢者以上がかなりの割合を占めていると考えられます。図書館の運営・充実は高齢者福祉の一環でもあるでしょうから、もう少し図書費予算を増額してもよいのではと思います。なにせ、私が予約したある書籍は173人待ちでしたので・・・ 

にわか利用者で勝手なひとりごとでした。 

 

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