178. 社会を憂う

 今回は日本社会に対する「不安」を書き留めておきます。 

 

日本にあった倫理観や道徳感といった暗黙のルールが失われてきました。
基本的には性善説で成り立っていたはずの日本が変わってきています。
法律にふれなければ何をやってもいいと考える人が増えてきました。 

一昔前までは、一般人の意見は新聞社のチェックの元「声の欄」のようなところでしか述べられませんでした。
今は、響きのいいフレーズや動画が自由無差別に発信されています。 

フェイクが氾濫しかつどんどん巧妙化しています。
それらに扇動され、拡散したり一緒になって行動したりする人たちもたくさんいるようです。 

個人攻撃も安易におこなわれています。 最近の一連の選挙運動で、一段と顕在化してきました。もちろん、日本だけの話ではないでしょうし、日本のほうが遅れているのかもしれません。 

 

フィルターバブルの社会です。 

一度か二度検索したり野次馬的にその投稿や動画を覗いたりしたら、「それにあなたは興味がありますね」と、どんどん関連する情報がスマホに表示され、加速度的に眼にする回数が増えていきます。 

「ニュース」と名がついていても、ネットニュースは、あなたの閲覧履歴を元に構成された「あなた仕様」になっています。それ以外の情報は、重要なものでもどんどん埋没していきます。 

 

とても危険な社会です。 

 

私の提案です。 

きちんと新聞を買って広げましょう。
全てのページに目を通しましょう。見出しを眺めるだけでもかまいません。
全国紙であっても主張の偏りがあります。最近は新聞(マスコミ)各社の偏向報道、世論誘導(!?)を感じることが多々あります。
出来れば、少なくとも2紙を読むことをお薦めします。 

 

そして、きちんと本(新書)を読みましょう。
書籍は完読しましょう。
著者によって主張は大きく異なりますので、関心のあるものについては一冊でなく、いくつも読みましょう。
その上で自分の考えを自分の言葉で責任をもって発言しましょう。 

 

それではよい年をお迎えください。 

 

 

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