156.マイナ保険証を使ってみる
保険証が7月末で有効期限切れになるので、今更ながらではありますが、ついにマイナ保険証デビューを果たしました。
マイナンバーカードが保険証や免許証と一体化されれば便利だろうと、以前から主張してはいましたが、マイナカードを常時携帯するのには少し抵抗がありました。それに病院・医院の受付で、操作に戸惑う人、特に顔認証が上手くいかない人を何度も目にしていたので、使い始めるのにちょっと勇気が必要でした。
昨日までに4回使いました。
まず驚いたことは、カードリーダーの機種が、医院、薬局で、全て異なっていたことです。
黒色、白色、カードを置くタイプ、差し込むタイプ・・・
いったい何種類あるんだ!?
どこにリーダーがあるのかが分かりづらい・・・それが最初の関門でした。
それに、私のような視覚障碍者は黒一色、白一色の装置の構造(カードの置き場所など)がよく見えていません。もちろん老眼ですから、小さな画面に表示される選択肢、例えば「過去の医療情報等の提供に同意しますか」「すべてに同意します」「個別に同意します」という表示が見えない。本当に使いづらい。
なぜ、リーダーの「形」を統一しなかったのでしょう?
導入を急いだから?自由競争だから?
「お客さま視点が大切」といいます。
マイナ保険証というかマイナンバーカード自体、その利便性を享受するのは私たち末端の国民ではない、つまり真のお客さまは私たちではないということは頭では理解しています。しかし国民全員が使うことを想定しているのであれば、やはり私たちもお客さまであり、「なるほど、使いやすい」と思わせる仕様が必要です。
言い換えれば、これがビジネスであれば、リピーターが生まれにくい商品ということになりますよね。
マイナ保険証がスマホ対応になれば、またリーダーが変わるのでしょうか・・・