アミノ酸濃度
(52)シリーズ 血液中のアミノ酸測定の標準化 ⑨ 採血直後からとにかく冷やす！
2024年5月16日
１．採血後の血液は急冷する 遊離アミノ酸を正しく測定するためには、血液試料の室温放置は厳禁です。 採血直後の血液は37 ℃くらいですから、採血管内でも血液中の代謝酵素は活性状態にあります。例えば、アルギニンはアルギナーゼ […]
(49)シリーズ 血液中のアミノ酸測定の標準化 ⑥ 血液中のアミノ酸測定は問題だらけ！？
2024年5月7日
臨床検査の「アミノ酸分画」では、どの程度のアミノ酸濃度の違いを見ていたのでしょうか？ 先天性代謝異常では特定のアミノ酸濃度は明らかに異常値となります。 フィッシャー比は正常値が3～4、疾患の判定基準が1.8以下です。極端 […]
(45)シリーズ 血液中のアミノ酸測定の標準化 ② 血液中のアミノ酸濃度は疾病判定や健康リスク診断に有効です
2024年4月23日
血液中の遊離アミノ酸濃度の変動は、フェニルケトン尿症などの先天性代謝異常の診断指標、肝機能不全の重症度判定や治療の指標であり、栄養状態不良の患者の病態把握にも用いられます。 フィッシャー比は肝疾患の診断や予測として […]
(43)シリーズ 「血液中のアミノ酸測定の標準化」の開始にあたって
2024年4月16日
血液中のアミノ酸濃度は、臨床検査では「アミノ酸分画」といわれます。 先天的アミノ酸代謝異常症の診断、肝機能不全の重症度判定や治療の指標、栄養状態不良の患者の病態把握などに有効で、これらには健康保険が適用されています。 […]