33.普段はYes、たまにYes, But、ここぞというときに「No!」

職場では上司や他部所からいろいろな指示がきます。仕事ですから、基本は「はい。期限はありますか?」のような返事が正しいことは、みなさん分かっていると思います。

が、そうしない人がときどきいます。「えー。私の仕事でしょうか?」という人、「やってもあまり意味がないと思う」という言葉を発しないまでも、あからさまにそのような表情を浮かべつつ、最終的にしぶしぶという感じで「はい」と言う人。ひと言言わなければ気が済まないようなタイプです。皆さんの周りにもいるのではないでしょうか。

自分が気にいらない指示であったり、もっといい方法を自分で思いついていたりする場合でも、それが指示と大差ないのであれば、大人の判断で「はい」というべきです。それが組織が丸くおさまる知恵です。

自分の考えが、明らかにその指示内容よりも優れている場合であっても、まず「はい」と言いましょう。その後に「しかし、こういうやり方もあるのではないでしょうか」と提案をするのです。最初から「いえ、こちらの方法がいいと思います」と言うのと、「はい。そうですね(と少し間をおいて)、こういう方法もあるのではないでしょうか」と言うのとでは、上司の気持ちもその後のやりやすさも全く異なります。

とにかく、基本、最初の発声「Yes」がよいでしょう。

しかし、どうしてもゆずれないこともあります。それは一年に一回とかそれよりももっと長い期間で1回です。その場合は、はっきりと「それは違います」と言いましょう。上司や周りは、あなたをYes Manと勘違いしていますので、その時のNoの衝撃は大きいはずです。「こいつがダメというのだから、全くいけてないんだ」と考え直してくれます。もちろん、ロジカルな根拠があっての反対でなければなりませんが。

常日頃からNoを言い続けていると、「オオカミが来た」の羊飼いの少年ではありませんが、
いざというときに誰もとりあげてくれません。

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