48.人のことを悪く言うときの注意点!?
今は亡き古今亭志ん朝の落語に、「人の悪口を言いながら飲む酒ほどうまいものはない。人をほめると悪酔いする」というまくらがありました。
酒席では、こちらでもあちらでも、すべてのテーブルでそういう話をしているように感じるときもありますし、電車の中でもよく耳にします。世の中の会話の半分は人の悪口ではないかと思うほどです。
ダメ上司、出来の悪い部下、えらそうな先輩、気の利かない後輩・・・愚痴のネタを尽きません。志ん朝の言っていることもよくわかります。
これについて、いくつかコメントを。
自分も自分がいないところでは、酒の肴になっているのだと、それは悟っておきましょう。お互いさまなので、それを気にしていては生きていけません。
上司の悪口もよいけど、それはほどほどに。いずれ、その話は漏れるものだと思ってください。私は昔、痛い目にあいました(笑)。
上司に、同僚の愚痴→悪口をまくしたてる(告発する!)のは、得策ではありませんよ。上司はだいたいのことは分かっていますし、その環境下であなたがどう振舞うかを観察して評価しています。
電車で上司と二人きりになって、話題に困って、そういう話をしている人、いますよね。墓穴をほっています。
どうしてもそういう話をしたいのなら、不満はほどほどにして、それに関する建設的な着地点を用意しておいてくださいね。