49.マネージャーが積極的にコントロールしてはいけない人
AIR/エアという映画を観ました。
経営難のナイキのバスケットボール部門の立て直しを命じられたバスケオタクのソニーが、デビュー前のマイケル・ジョーダン(ナイキ嫌いだった)に目をつけ、NBAでエアジョーダンと名付けたオリジナルのバスケットシューズでプレイしてもらうことをあの手この手で依頼する、結果は皆さんご存じのビジネスサクセスストーリーです。もうアマゾンプライムでも見ることが出来ます。
さて、このソニーさんはカレッジバスケットボールの有望選手については異常なほど詳しいし、行動力もあるし、昔からの伝手もたくさんあるようですが、それがいわゆる業績に結びついたことはほとんどなかったようです。
私が書きたいことは、そうです。みなさんの会社にも、そういう人いますよね、ということです。
オタクと言えるほど詳しい知識があり、伝手も多く、フットワークが軽くて、こちらがドキドキしてしまうような人です。
既存の日本企業では、規模の大小を問わず、そういう人を活かしづらい時代になってきました。私のいた会社でもそうでした。
しかし、マネージャーは気がついているのです。
こういう人こそ、「どでかい」ことをしてくれるということを。
ただし、それがいつの日になるかが分からないだけなのです。
ですから、お願いです。
出来るかぎり、その人を守ってあげましょう。
ましてや、マネージャーがコントロールしてはいけません。