70.否定されても怒らない

 会社トップや事業部トップの交代が穏便な形でなされる場合、前任者は後任者の有能さをアピールし、後任者は前任者の功績を称え、その業績を引継いでいくことを宣言するのが一般的です。 

ところが1年もしないうちに、新しいトップは独自色を出そうとします。客観的には当然のことと思いますが、前任者から見ると少し腹立たしく思えたり、それは違うんじゃないかと苛立ったり、自分の時代は終わったんだなと感慨に浸ったりします。 

 それなりの知識と経験値のある人がその会社や部門を引継ぐのですから、かなり高い確率で会社や組織に大間違い(会社をつぶすような)をおこすようなことはしないだろう、と考えるべきですよね。その人のやり方に任せればいいのです。 

頭ではわかっていても、自分のポリシーと異なるところが見え隠れすると気分がいいものはありません。そういう人をたくさん見てきましたし、私もそういう年齢と立場になりました。 

 しかし、前任者がいろいろ口出しするのは、年齢に関係なく「老害」です。
「よかれ」と思っても踏み込むべきではありません。 

 トップの後継者(或いは候補者)は、できるだけ早くから自分がトップになったときに何をすべきかを決めて、準備をして、速やかの行動に移しましょう。 

「常に一つ上の視点で考えておく」ということですね。 

過去は過去、自分の時代を作りましょう。その立場に留まれる時間はそれほど長くはありません。

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