121. 地球温暖化-森田正光さんの講演を聞いて

 先日「えどがわエコセンター設立20周年記念講演会」で、お天気キャスターで有名な森田正光さんの講演「温暖化と生態系~共存の道を探る~」を聞いてきました。 

(えどがわエコセンター:https://edogawa-ecocenter.jp/ 

森田さんはご存じの通り、気象会社ウェザーマップを立ち上げ「お天気キャスター」という職業を定着させたこの業界の第一人者です。中学生の頃、ラジオNHK第2で午後4時から気象通報を聞いて天気図を描くのが趣味だった気象おタクの私にはあこがれの存在です。 

 

ご講演の内容を勝手ながら私なりの理解の範囲でまとめてみます。 

 

年平均気温は、鹿児島が18.5℃、東京が15.5℃。鹿児島―東京の緯度差は460kmであるから、仮に100年間で3℃気温上昇すると、年4.6km東京が南下していく計算になる。 

生息しやすい気温の地域に移動可能な生き物もいるが、植物やそれに寄生する生物はこのスピードの気温上昇には対応できず、生き残れないものも出てくる。ということは食物連鎖で哺乳類などにも影響が出て、生態系全体が崩れる可能性がある。この温暖化は人の活動の影響によるところが大きい。 

これまで、オゾンホールや光化学スモッグが大きな問題となってきたが、国内外の規制強化で現在はほぼ解消されているか、解消される見込みがたっている。温暖化も抑えられないことはないはずである。私たちがすぐに関われることは、個人がエコを意識して行動すること、環境に配慮している企業を応援することである。 

 

90分間の講演でしたが、親しみやすい飾らない口調で話しかけ、ストーリー構成も巧みで聴衆を飽きさせず且つ納得させる技術はさすがで、その点でも勉強になりました。 

私としては、パリ協定やCOP29についての森田さんの見解も聞きたかったところではありましたが・・・ 

 

帰ってから、「気候変動と国連」のサイトを見ましたが、そこには、「個人にできる10の行動」というメッセージを出していました。 

ご参考まで。 

https://www.unic.or.jp/activities/economic_social_development/sustainable_development/climate_change_un/actnow/ 

 

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