129.Google MapとChocoZAP
これは全く裏付けのない話です。
ある懇親会で、グーグルマップは何で収益をあげているのだろうという話になりました。
ある参加者曰く、「グーグルマップでレストランやホテルを検索すると、表示される店名とそうでないものがある。表示されるには、なにかしらの課金システムがあるのではないか。」
確かにそうかもしれません。
2025年1月7日の日本経済新聞の記事を一部転載します。
「自動車の頭脳にあたる基本ソフト(OS)の分野で、米グーグルの寡占が強まってきた。2024年のシェアは約7割を占め、15年に比べ約2倍となったことがわかった。グーグルは車の移動データを大量に集めやすくなる。自動運転の普及によって生まれる車向けサービスを巡る競争で、テクノロジー企業が優位に立ち、車メーカーが劣勢に回る可能性がある。」
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO85884320X00C25A1MM8000/
現状の収益源はわかりませんが、私たちは自動車に乗るだけでグーグルに情報を提供し、グーグルマップを通じて情報を入手せざるを得ない時代が近いと感じています。
息子が年末年始帰省してきました。 「チョコザップ」に通っているそうです。
chocoZAP(チョコザップ)|ライザップが作ったコンビニジム
彼曰く、「マッサージチェアが予約制で、その時間になるまではマシーンを使っている。」
運動は苦手、着替えるのも面倒だし、本格的な筋トレをしている人の横ではちょっと気が引ける、でもマシーンは使ってみたい、チョコザップはそういう人を対象にしていると思っていました。そして、そこのマシーンでのトレーニングに物足りなくなった人は、本格的なライザップに導かれていくのかなと。
しかし、どうもそれだけではなさそうです。
チョコザップには、マッサージチェアだけでなく、セルフホワイトニング、セルフ脱毛、セルフネイルなど、いろいろな簡易的なサービスがあります。さまざまなタイプの会員を維持しておきたいという目的もあるでしょうが、誰(男女、年齢など)が何をどれだけの頻度でそれらを使ったかという情報はお金になりそうです。また、本格的なサービスを提供する店舗に誘導するきっかけにもなっていますよね。
また、「幅広いユーザーに運動する、自分を磨くというきっかけを作りたい」という、チョコザップの思惑も感じられます。
いずれにせよ、一見、関係性がよくわからない事柄も、俯瞰してみると「なるほどね」と気づきがあるものです。