153. この仕事は自分にしか出来ないと思っている人
「この仕事にはAさんが欠かせない」
「Aさんに頼めば解決してくれるだろう」
上司や他の部署の人はついつい安易にAさんにお願いしてしまいます。
たしかにそうかもしれません。
でも、少し待ってください。
でもそんな状況が5年10年続いていませんか?
いつまでその状態を続けるのですか?
続けられるのでしょう?!
「この仕事は自分にしか出来ない!」と思っているAさんもいます。
実はたくさんいます。
さらに悪いことに、意識してなのか無意識なのかはわかりませんが、
Aさんは自分しか出来ない独自の仕組みを作り上げてしまっています。
どちらも問題です。 上司としては悩みのタネです。
当然のことながら、その人以外にも対応できる仕組みを作らなければなりません。
最初はうまくいかなくても我慢と上司のフォローが必要です。
更に面倒なことに、頼りにされていたAさん、自分にしか出来ないと内心思っていたAさんは、その仕事に他の人が入ってきたら、
「私が任せられていたのに」とか「自分は外される(外された)」と不満を言い出します。
違うのですよ。
あなたのやっている仕事は大事だから、後任も考えなければならないのです。 あなたがいなくてもいいような状況がつくるには、まずあなたの力が不可欠なのです。
そして、それがうまく進んだら、それはあなたの成果です。
そう、仕事を手放せるようになることがあなたの業績なのですよ。