166. 客の私がキレるとき
以前から行きたいと思っていたレストランを食べログで予約しました。
時間通りに店に着いたのですが、予約リストに私の名前がなかったようです。店員さんが端末のところに行きリストを更新する、確認する、いつ予約を入れたかを聞きに来る、予約確定の返信メールを見せてほしいと言う、店員さん2人にそれぞれ同じことをされました。
予約システムは信用できるけど、私は信用できないらしい。
その対応の途中で「空席はあるので、席はご用意できるのですが」と言っています。
「はあ?」
それなら予約が確認出来ても出来なくても、とっとと店に入れろや、とは言いませんでしたが、ブチっとキレました。
「もういいです。他の店に行きますから!」
システムにどのような不具合があったのかはわかりませんが、その晩、店長さんからお詫びのメールが着たところを見ると、相前後して、私の予約が確認されたようです。
彼らなりに動き回ったにもかかわらず、食事を楽しみにしてきた目の前の客を不愉快にしただけでした。二度と行くことはないでしょう。
客を意識しすぎて、失敗する例もあります。
企業で研究をしていた頃の話です。
普段はあまり顔を見せないメーカーの代理店の方がやってきました。
新製品の紹介でしたが、挨拶もそこそこ「この製品は宮野さんのお役に必ず立つと思います」とカタログの説明をし始めました。
みなさん、どう思いますか?
「役に立つかどうかは私が判断することで、お前に私の研究の何がわかる!?」とキレました。(実際はもう少し丁寧な言い回しをしたはずですが・・・)
きっと私の関心を引こうといろいろとアイデアを練って意気込んで営業に来られたのだと思いますが、裏目に出てしまいました。その後、その方のアポを受けることはありませんでした。(カスハラかな?)
最後にメーカーさんにお願いです。
ユーザーには、大きな案件、特別なことがなくても、ちょくちょく顔を出してください。
幾度も会って、まずはフレンドリーな関係を作ることが大切です。
それはユーザーにとっても情報収集の大切な機会なのですから。