宮野 博

コラム
99.自分で自分の良さを見つけて広げていくしかない新着!!

これは私のオリジナルの言葉ではありません。どこかでこのようなフレーズを見かけて頭に残っていました。「自分で自分の良さを見つけて広げていくしかない。」   しかし、これはなかなかむずかしいことです。なぜなら、自分 […]

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分析化学Tips
(61)トリフルオロ酢酸のpHは酢酸よりなぜ低いのか

前回、共鳴効果が化合物の酸性度に与える影響について説明しました。 酸性度に影響を与える因子として、「誘起効果」というものもあります。誘起効果は電子求引性誘起効果ともよばれます。   電子求引性基は、酸の共役塩基 […]

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コラム
98.YOKOGUSHI

学会や展示会では、研究成果や自社製品をポスターで発表するセッションがあります。それぞれのポスターの前にはその内容に興味のある人たちが集まり活発な質疑応答がされるのですが、発表者だけがポスターの前に1人ポツンと立っているこ […]

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分析化学Tips
(60)2,4,6-トリニトロフェノールはなぜ強酸なのか

表にこれから説明する化合物の構造とpKaを示しておきます。 フェノールのpKaがほぼ10なのに対し、2,4,6-トリニトロフェノールのそれは0.4、強酸です。構造が大きく違うので化学的性質が異なるのも当然ですが、「共鳴効 […]

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分析化学Tips
(59)いまさら聞けない「pHとpKa」

いまさらですが、pHの説明から始めます。 IUPACやJISでは、pHを溶液の水素イオンの活量(aH+)で定義しています(式1)。しかし、希薄水溶液の水素イオンの活量係数は1として差し支えないので、水素イオン濃度[H+] […]

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コラム
97. 学校の勉強で学ぶべきことは

小学から高校の勉強は、ざっくりと言ってしまえば、生活に必要なことを「正しく理解する」基礎知識、言い換えれば「情報の理解力」を身につけることだと考えています。そのために国語では読解力を学ぶ(つける)ことが最も大切ですし、数 […]

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分析化学Tips
(58)シリーズ 「血液中のアミノ酸測定の標準化」の終了にあたって

生体内のアミノ酸情報、特に血漿遊離アミノ酸の濃度やその変化は、身体の「今の」状態を把握できる重要なバイオマーカーとして認知されつつあります。それを活用し健康に有用な情報を人々に提供するためには、科学的エビデンスに基づく精 […]

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分析化学Tips
(57)シリーズ 血液中のアミノ酸測定の標準化 ⑭ 血漿アミノ酸濃度には男女差や年齢で変化するものがある

前回、血漿遊離アミノ酸の基準濃度範囲(正常範囲)を示しました。 説明を省きましたが、除外基準とは①問診、検査値からの除外(慢性疾患、薬物治療)、②アミノ酸濃度の外れ値(異常値;4 x SD以上)からの除外になります。さら […]

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コラム
96. 学力とはなんだろう

全国学力調査のテストが行われたという報道がありました。 https://www.nier.go.jp/24chousa/24chousa.htm   新聞にも問題と正答例が掲載されていましたが、中学国語の習字の […]

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分析化学Tips
(56)シリーズ 血液中のアミノ酸測定の標準化 ⑬ 初めて正確に求められた血漿アミノ酸の基準濃度範囲

ここまで述べてきたことは「標準化された血漿中アミノ酸分析の手順」です。 標準化には3つの要素がありました。 1)分析装置(UF-Amino Stationと試薬)の性能 2)アミノ酸を身体内と同じ濃度で測定するための試料 […]

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