74.2024年だ!

あけましておめでとうございます。
なさん、どのような新年をお迎えでしょうか。 

 私ごとながら、今年、私は前期高齢者になります。 

私は年寄りがしゃしゃり出るのが大嫌いなタイプの人間でした。例えば退職した人に対しては冷たかったと思いますし、ほぼ引退していそうな重鎮らしき先生を学会などで見かけると、いい歳をしてとか思っていました。
本当に失礼な奴でした。申し訳ありませんでした。 

  そのような考え方をしていましたから、60歳を超えたあたりから、自分の仕事や活動の仕方に悩んできました。プロレスラーの蝶野正洋さんが「「肩書がなくなった自分」をどう生きるか」という本を出版されていますが、そのタイトル、まさに的をえています。 

こんなことをすると老害ではないかと悩んでいるうちにあっという間に更に歳をとってしまいます。考えている時間はもうないということにも気がつきました。 

  自身の健康について注意を払う年齢にもなっています。すでに高齢者がよく飲むクスリを毎日服用しています。お酒の量も減り、同席した人が「引く」ほどの少食です。出かけるのが億劫になり、出かける必要がないという理由を考えるようになり、また何かイベントがあると、参加するだけなのにその場に行くまでとても緊張しています。 

 なにげなく「高齢者」でググってみたところ、「公益財団法人長寿科学振興財団」のサイトの「高齢者の身体的特徴」という記事を見つけました。 

 高齢者の身体的特徴 | 健康長寿ネット (tyojyu.or.jp) 

 少し抜粋します。(若干、文を前後、省略しています) 

 『健康な状態からフレイル、要介護状態へと進んでいくきっかけとなるのは「社会とのつながりの低下」です。
フレイルとは、平常時の状態からストレスが加わったときに対応できる潜在能力(予備力)が低下し、少しのストレスをきっかけに、機能低下や病気を生じやすい状態になります。弱った状態から元の状態まで戻る回復力も低下するため、病気にかかりやすく治りにくくなります。 

 社会とのつながりがなくなり、生活が不活発になることで身体活動量の減少や食事の質の低下、うつ・気分の落ち込み・認知機能の低下など、多面的な機能低下がドミノ倒しのように次々と起こります。』 

domino

 

 このような絵も載っていたのですが・・・
そうですよね。私、このドミノ、かなり進んでいます。
書いてあること、全て思い当たります。 

 私の場合(一般にそうなのかもしれませんが)、「社会とのつながり」のチップが、とても強固でした。
60歳をすぎてからそれが急に薄くなり、倒れやすくなり、倒れかけていました(倒れていたかも。)ドキッとする絵です。

 ドミノは倒れ始めたら後戻りできませんが、フレイルへのドミノの「社会とのつながり」の傾きは、今なら、まだ少し戻せるような気がしています。また、他のチップも修正可能かもしれません。 

 ということで、2024年の抱負ではありませんが、
みなさん、私にもう少しお付き合いをお願いします。
 

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