73.2023年の世相を振り返って

  今年は、大谷選手がホームランを打つと、その日一日は幸せな気分でいられました。私はかなり前からやり投げの北口榛花選手のファンで、今年の彼女の活躍に感激しました。
しかし、明るい話題はそれくらいだったのではないでしょうか。

2023の世相取り上げてコメントしたいと思います。

1.戦争
クライナでの戦争が長期化・泥沼化、イスラエルとハマスとの戦闘、限られた情報や情報操作、フェイクも多い中、なにが真実を見極めることには限界がありますが、いずれにせよ空前絶後の惨状であるということは真実です。
 今回の戦争を通じて、私たちは、戦争にはルールがあること、それを守らなければならないということをよく耳にしています。それはおかしいように思います。そのようなルールを作る・守るのではなく、戦争をしない国際ルールは出来ないのでしょうか。これはガキの主張ですかね。

また、戦争、テロ、殺人事件でよく「罪もない人を」とか「民間人、女性や子供まで巻き込んで」いう言葉が使われますが、これもおかしいと思っています。罪があってもなくても、民間人以外でも戦場にいる男性であっても命は同等のはずで、かけがえのないものです。
 

2.ハラスメント
旧ジャニーズや宝塚、歌舞伎界の一部、それだけではありませんが、セクハラ、パワハラがこれまで以上に問題となったのも2023年の特徴でしょう。旧ジャニーズは、私からみれば、セクハラ以前に会社トップが児童虐待をしていたことが大問題です。一般の企業は、そのポリシーの中で児童虐待は厳しく禁止していて、それが疑われる企業との関りを絶つことを宣言しています。

ですから、このようなことに気づきながらその会社と付き合い続けたマスコミはもっと非難されるべきです。なぜ彼らは、社内調査という名目の番組を作成してお茶を濁しているのでしょう。第三者委員会を設置してもっと客観的に調査すべきで、その責任の所在も明らかにすべきでしょう。他者にはあれほど厳しいくせに、です。 

3.政治不信
政治不信が、今年も大きな問題でした。そもそも政治を信頼している人はあまりいないので、信頼回復という発言をしている時点で、政治家の驕りと国民目線との相違が明白です。正しくは「国民のみなさまに少しでも信頼されるような政治を行うように努力していく」です。また、野党も自分らも信頼されていないことを、その支持率から正しく理解すべきです。
 

 政治家が政治家に関する法律をつくっても、同時に抜け道を用意するに決まっています。既得権を手放さないのは世の常です。単純な仕組みをつくればいいだけです。これもガキの主張でしょうか? 

 さて、岸田首相に関しては、私は特に不可と感じるわけではありません。私を含めて、国民の多くが、彼になにか具体的な手腕を期待したわけでもありません。社会(マスコミ)が減点方式の評価を誘導して(煽って)いるだけのように見えます。 

 しかし、この人は「部下を守らない上司だ」と常々感じていました。なにか都合が悪いことが明らかになるとすぐに切ってしまう人ですよね。もっと部下を守ってあげるべきでしょう。これを繰り返すと、誰もついてこなくなります。もう、そういう状態に近づきつつあります。

「気づけた時が変われる時」、でもあるのですがね。

 

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