106. オリンピック

17日間のパリオリンピックが終わりました。 

昨年末のコラムに書きましたが、私が前から応援していた北口榛花選手、金メダルです。よかったです。うれしいです。昨年は絶好調でしたが、今年は少し精彩を欠く大会もあり、ファンとしてかなり心配しました。もはや「やり投げの」と前置きをつける必要がないほどのビッグネームになりました。 

結果的には2投で金メダルを決めてしまいました。 

彼女のコメントもよかったですね。頂点に立っていた人にしかわからない景色が見えていることが感じられ、さらに高みを目指す姿勢がありました。 

 

目指している試合で勝つのはそう簡単ではないので、すごくうれしい。
65mじゃまだ満足できない。頑張る理由が出来てホッとしている。満足できない理由があるのはとても幸せ。 

 

オリンピックに出場された選手は、おそらくみなさん少なくともファイナリストになることやメダリストになることが目標だったのだと思います。もちろん世界ランキング1位の方も日本には多くいたようです。しかし、4年に1度だけのビッグイベントであり、世界最高レベルがほぼ全員集まる真剣勝負の場だからいろいろなドラマが起こります。最後の1点がとれずに或いは守り切れずに負けた卓球、バレーボール、バスケットボール、0.01秒或いはその下のけたで明暗を分けた競技もありました。 

 

その中で池江璃花子選手の個人種目レース後のインタビューは痛々しくとてもつらいものでした。 

 「ここまでの努力は何だったのだろうと思うし、頑張ってきた意味はあったのかなと、そんな気持ちでいっぱい。自分なりに一生懸命やってきたつもりだったが何も変わってなかった。本当にいつまで苦しまなければいけないのだろうと思う」 

 この人がこれほどネガティブな発言をするとは・・・ 

 

 結果がすべての世界かもしれませんが、オリンピック選手はみなさん、そして特に池江選手は突出した才能に恵まれ、私などからすれば想像すらできないほどの努力を積み重ねてきたアスリートです。池江選手の「また4年後、リベンジしに戻ってきたいなと思う」気持ちを心から応援したいと思います。 

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