22.エントリーシートの書き方
採用試験シリーズ②
今回は面接官として、エントリーシートにどのようなことが書かれていると興味深いと感じるか、ありがたいと思うかについてお話しします。あくまでも個人的な見解です。
シートには、「志望動機」、「もっとも打ち込んだことはなにか」、「自己PR」など、みなさんの経験を記入するところがいくつかあるはずです。何を書くかはもちろん自由ですが、一つのエピソードですべての項目を埋めないことが大切です。
例えば、
志望動機:○○部での経験が御社に活かせると考えている
もっとも打ち込んだこと:○○部の副部長として部員をリードしてベスト8に勝ち進んだ
自己PR:○○部の副部長として先輩と後輩の間の誤解を解いた経験があり、コミュニケーション能力には自信がある
というのは好ましくないということです。
私たちは、あなたのことを知りません。面接を通じて、あなたのことをよく知って、この会社や仕事に適性があるかどうか正しい判断をしたいのです。誤解があるとお互いに幸せではありません。ですから、○○部に青春をかけたことはよいですが、研究やバイト、海外旅行、一人暮らしとか、大なり小なり多くの経験やエピソードがあるはずで、それをエントリーシートにちりばめてください。そのエントリーシートを見て私たちは面接します。エピソード一つでは私たちはあなたのことをよく知ることはできません。
是非、これまでの人生経験をエントリーシートにうまく盛り込んで、面接のときにキャッチボールをしましょう。