味の素
(35)検査で用いる統計 ⑥ROC曲線とAUCの意味(前編)
検査の有効性に関する論文を読んでいると、図1のようなグラフを見ることがあるでしょう。 (下手くそな図ですみません) 図1では、左側が病気Xでない人の検査結果、右側が病気Xの人の検査結果で、縦軸が検査の値のよ […]
85. 裸の大将からヘラルボニーへ
1月末に友人と諏訪湖1周16キロのハイキングをしました。 諏訪大社下社、翌日は上社まで足をのばし、さらに上社の最寄り駅である茅野駅の近くにある「放浪美術館」を訪れました。(http://www.houro. […]
(34)検査で用いる統計 ⑤用語の整理
ここまでいくつもの指標が出てきましたので、整理しておきましょう。 感度=A/(A+C)=真陽性率 病気Xの人の中で、検査で陽性になった人の割合。陽性の尤度になります。 特異度=D/(B+D)=真陰性率 […]
(33) 検査で用いる統計 ④陽性尤度比を計算してみる
陽性尤度比は、病気の人が健康な人と比べてどのくらい検査結果が陽性となりやすいかを表していました。当然、感度・特異度が高いほど、陽性尤度比が高くなり、陰性尤度比は低くなります。 では、実際に計算してみましょう。 陽性尤度比 […]
84.課題論文の書き方
1.研究報告の要旨 入社当時、研究報告の要旨は以下を簡潔にまとめなさいと指導されました。 ① テーマの目的 ② 背景と問題点(先行技術) ③ 本研究の課題(この報告書の目的) ④ 実施内容 ⑤ 結果 ⑥ […]
(32) 検査に用いられる統計の基礎知識 ③陽性尤度比
ここまで、感度と特異度、陽性的中率を説明してきました。陽性的中率は母集団の分布によって変化することも理解していただけたかと思います。 医療統計の教科書では、次に「陽性尤度比」という用語が出てきます。 「尤度」の読み方が […]
(31) 検査で用いる統計 ②陽性的中率
検査結果が陽性のときに本当に病気であること、陰性のときは病気でないこと、それぞれをどれだけ正しく判定出来るかは重要なポイントです。この指標が的中率です。 定義は簡単で、以下のようになります。 〇 陽 […]
(30)検査で用いる統計 ① 感度と特異度
第1回は「感度」と「特異度」です。 「感度」は分析でよく用いられる言葉です。測定の対象となる物質(群)を検出する能力で、感度がいいことを検出限界、定量限界の値で表現します。 分析の世界では、「特異度」 […]