陽性尤度比

分析化学Tips
(36)検査で用いる統計 ⑥ROC曲線とAUCの意味(後編)

前編では、ROCもAUCも説明しませんでしたが、図3で説明したとおり、検査値のどこに線を引くかで感度と特異度が変化することは理解していただけたかと思います。   この変化をグラフにすることができます。  〇 横軸に偽陽性 […]

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(34)検査で用いる統計 ⑤用語の整理

  ここまでいくつもの指標が出てきましたので、整理しておきましょう。  感度=A/(A+C)=真陽性率 病気Xの人の中で、検査で陽性になった人の割合。陽性の尤度になります。   特異度=D/(B+D)=真陰性率 […]

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(33) 検査で用いる統計 ④陽性尤度比を計算してみる

陽性尤度比は、病気の人が健康な人と比べてどのくらい検査結果が陽性となりやすいかを表していました。当然、感度・特異度が高いほど、陽性尤度比が高くなり、陰性尤度比は低くなります。 では、実際に計算してみましょう。 陽性尤度比 […]

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(32) 検査に用いられる統計の基礎知識 ③陽性尤度比

 ここまで、感度と特異度、陽性的中率を説明してきました。陽性的中率は母集団の分布によって変化することも理解していただけたかと思います。 医療統計の教科書では、次に「陽性尤度比」という用語が出てきます。 「尤度」の読み方が […]

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(29) 「検査で用いる統計」連載を始めるにあたって

 日常的に検査キットが使われています。  インフルエンザやコロナの感染は基本的には抗原検査キットによって判定されます。血液検査や尿検査の結果から、このマーカーが陽性だとか、ある病気が疑われるから精密検査を受けなさいとか、 […]

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