37.部長の仕事 その2 ゲームチェンジャー

以前、組織の長、例えば部長になったら部下にミッションとビジョンを示すことが、
最初で最も大事の仕事の一つと書きました。

それ以外に、部長にはどういう重要な仕事があるでしょうか。

組織の長は、なってみればわかりますが、仕事はあまりありません。
といって暇だからといって、自分はそれが得意だからといって、
部下の実務に手を出してはいけません。
自分の上司たる経営に説明するとか外部対応するとかに専念すればよいのです。

研究所の場合、現場の研究者の方が知識も豊富ですし、
最先端のことに毎日のように接しているはずですから、
マネージャーが研究内容にいろいろ口出しするのはよくありません。

多少、回り道をしそうでも、スケジュール感があっていれば温かく見守りましょう。
迷路に迷い込んでいる時だけ、素早く救い出してあげましょう。

少し話が逸れました。

勝手な持論ですが、
長たる者の大切な仕事の一つは、皆が合意している事案であっても、
自分が納得できないものは断固異を唱えることです。

流れを変える、反対する、方針変換をさせる役割です。

社内であっても会社間であっても、多少怒って相手をビビらしてでも、
状況を変えるのです。
そのためには、組織として、会社として、
そして自分の信念としてゆずれないラインを常に明確に持っておく必要があります。

私はこれをゲームチェンジャーと言っていますが、
その覚悟がないと組織のマネージャーやリーダーは務まりません。

部下もそれをよく見ていますよ。

 

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