(40)続・検査で用いる統計 ②リスクとリスク比

 

「喫煙者のがん発症リスク」という表現をよく目にします。前回説明したオッズとはどう違うのでしょうか?続・検査で用いる統計 ②リスクとリスク比リスクとリスク比(risk ratio, RR)は以下のように定義されます。

 

table40-1

喫煙者のがん発症リスク:A/A+B
非喫煙者のガンを発症リスク:C/C+D

リスク比(RR):RR = A/(A+B)/C/(C+D)
(オッズ比: OR= A/B/C/D = A×D/B×C)

 

前回と同じ数値を使って、計算してみましょう。

table40-2

この場合、喫煙者のがん発症リスクは33%、非喫煙者のそれは11%、リスク比は33%/11%=3.0となります。
喫煙者がガンを発症するリスク(割合)は非喫煙者に比べ3倍高いといえます。

human health checkup results

オッズ比よりリスク比のほうが分かりやすいし、大切な指標のように思われる人も多いでしょう。
どちらも大切な指標なのですが、オッズがなぜ統計で重要で医療統計でよく使われるのかについて、次回以降で説明したいと思います。

 

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