126. 2024年を振り返って

 昨年の年末最後のコラムを見返すと、次のような書き出しでした。 

「今年は、大谷選手がホームランを打つと、その日一日は幸せな気分でいられました。私はかなり前からやり投げの北口榛花選手のファンで、今年の彼女の活躍に感激しました。 しかし、明るい話題はそれくらいだったのではないでしょうか。」 

そのあとに、戦争、ハラスメント、政治不信という3つのトピックスを取り上げています。 

 

 大谷翔平さん、北口榛花さん、お二人とも、今年は更なる高みに立つことができたのは周知のとおりです。いっぽう、3つのトピックスは解決に向けた進みは甚だ遅いように感じます。能登半島地震に始まり災害の多かったこの一年、新たに闇バイトによる無差別強盗・殺人が多発し、世の中、暗い方向に進んでいるようにさえ思います。 

 

以下、後出しじゃんけん風ですが、今年の2つの選挙に触れてみたいと思います。 

 

日本では総選挙がありました。日本人らしい、微妙な落としどころが民意となりました。郵政民営化選挙のように「裏金」の一点突破で選挙に臨んだ立憲民主党に波はきませんでした。 

  

アメリカ大統領選挙は総選挙よりも大きな話題だったといってもよいでしょう。 

Presidential」という言葉があります。大統領の形容詞ですが、大統領としてふさわしいとか大統領らしいいうニュアンスがあるようです。 

民主党にはPresidentialな候補はいませんでした。4年後のバイデン氏の想像される「姿」に比べればマシと思われた候補というだけでした。応援演説に登壇した元大統領、元大統領候補、元ファーストレディ、いずれも候補者よりも格上で、彼女を引き立たせることは出来ませんでした。地位が人を育て創り上げるといいますが、彼女が数年後彼ら彼女らと同じようになるとはとても思えませんでした。ちなみに副大統領候補も田舎のいいおっさんでしたが、とてもVice Presidentialではありませんでした。 

 

 日本はどうでしょうか。
Prime Ministerial」の方が選ばれたでしょうか?
国民はもっと真剣に政治家を育てなければなりません。 

 

それでは、みなさま良い年をお迎えください。 

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