117. 「全てが大事な仕事」と言っている人はいませんか?

「全てが大事な仕事」

これは、これまでがんばって実績を残して、信頼され更に仕事を任され、そしてこれまでと同じような働き方で「頑張って」いる人の口癖?或いは信念?です。

あなたは、大丈夫ですか?

私はこういう人のことを、「優先順位が1位しかない人」と思っています。
ですから、その人へのアドバイスはとても簡単です。

「あなたが「頑張ること」は、全ての仕事をこなすことではなく、仕事に優先順位をつける努力です。順位付けというよりも、自分でやる仕事とやらない仕事とを「頑張って」仕分けましょう。」

そうはいっても、それが実行できないから現状があるわけですので、サポートが必要です。
その方には不本意かもしれませんが、優先順位1位が10個あるとしたら、3~4つは手放せるように、お手伝いや段取りをしてあげましょう。

さて、仕分けができたら、次は誰かに任せなければなりませんね。
しかし、「優先順位が1位しかない人」は人に任せられないタイプですし、優秀ですから自分がやったほうが早いと思っています。

その通りでしょう。でも、オーバーフローしていますよ。

任せた仕事のアウトプットは納得のいかない出来でしょうし、資料も不十分かもしれませんが、そういうものだと諦めることが大切です。
そこは耐えて、間違ってもあなたが改めてそれを全部やり直すことはせず、微修正だけで済ませましょう。

我慢して任せ続ければ任せられた人は成長しますし、モチベーションも上がります。
みなさん、そうやって成長してきているのですよ。任せる側もどうやって任せればいいかを学ぶことができます。

「頼む人、任せる人がいない」と言う人もいますが、頼むのは部下である必要はなく、同僚でも他部所の誰かでもよいのです。仕事を頼む訓練をしましょう。

任せてみると周りの人の得意・不得意もわかります。その人が得意そうなことはどんどん頼って任せてしまいましょう。

Follow me!