コラム
9.常に最優先にすべきことは何か

ウクライナ侵略で、会社がまず考えるべきは東欧やロシアにいる社員の安全確保であろう。 最悪の事態は、社員の安否が不明であったり、関係諸国からの脱出が出来なくなったりすることだ。だから、侵略が始まるかどうか分からない段階であ […]

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分析化学Tips
(06)誘導体化HPLC ③アミノ酸のD,L分析 

読者の方はよくご存じとは思いますが、アミノ酸構造はRC*H(NH2)COOHで、Rは側鎖といわれ、アミノ酸の種類ごとに異なります。そのためα炭素であるC*は不斉炭素で、グリシンなどを除いてアミノ酸は光学異性体であり、これ […]

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分析化学Tips
(05)誘導体化HPLC ②LC/MSのための誘導体化 

LC/MSはそれ自体、選択性も感度も高いことが知られていますが、微量成分を分析する場合、プレカラム誘導体化による高感度化を行います。誘導体化試薬には、正電荷或いは負電荷を与えやすい構造のものが用いられます。  プレカラム […]

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コラム
8.おかしなデータには、必ず理由がある 

いいデータほど疑え。おかしなデータの原因は徹底的に追究しよう。  ここでは、「おかしいデータ」の扱いについて述べたいと思います。  では、おかしなデータとはなにでしょうか?  おかしなデータ […]

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分析化学Tips
(04)誘導体化HPLC ①誘導体化の基礎知識 

誘導体化とはなにか 誘導体化とは、分析したい化合物に別の化合物(試薬)を結合させたり、分析したい化合物自体の構造を変化させたりする反応のことで、そのときに使用する試薬を誘導体化試薬といいます。  アミノ酸や有機酸等、その […]

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分析化学Tips
(03)LC/MS/MSを用いたメタボローム解析の手順:②測定から解析まで

続いて、測定から解析までお話します。   分離  生体内の代謝物の分離には、もちろん逆相系HPLCを用いることができますが、代謝物には高極性の化合物も多いので、ODS以外のさまざまな固定相が用いられているようで […]

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分析化学Tips
(02)LC/MS/MSを用いたメタボローム解析の手順:①試料の前処理

今回は、試料の前処理についてお話します。  採取した試料の中でも酵素反応や化学反応が進行していて、代謝回路がまわり、代謝物が分解或いは他の物質に変化してしまいます。そのため、メタボローム解析では生体内での代謝物の状態、つ […]

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コラム
7.いいデータほど疑え 

いいデータほど疑え。おかしなデータの原因は徹底的に追究しよう。  これは研究や現場で心がけるべき2大鉄則でしょう。  まず、「いいデータ」とはどういうものでしょうか?  実験者の期待どおりの […]

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分析化学Tips
(01)LC/MS/MSを用いたメタボローム解析:概論

メタボローム解析とは  「メタボローム」とは生体内の全ての代謝産物のことで、それらを解析することをメタボローム解析或いはメタボロミクスといいます。  メタボローム解析は、生体試料(血液、尿、組織、細胞など) に含まれるお […]

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コラム
6.クールダウン 

「執念と放心」  これは、私の最初の恩師というべき東京大学薬学部教授であった田村善蔵先生の「田村語録」にある言葉です。研究の進め方について、先生は以下のとおり述べられています。  「執念は恋心のように […]

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