分析化学Tips

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77. いまさら聞けない「ルシャトリエの法則」新着!!

今回は、「ルシャトリエの法則」について、解説します。    「ルシャトリエの法則(Le Chatelier’s law)」は,化学平衡にある系で,圧力や温度などの平衡を定める状態の変数の一つに変動が加わったとき […]

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76. ミニ知識:アミノ酸の光学異性体とリュウグウ新着!!

 以前も光学異性体の説明をしましたが、今回はアミノ酸の光学異性体に絞った話題を提供したいと思います。     アミノ酸は分子内にアミノ基(-NH2)とカルボキシ基(-COOH)をもつ化合物の総称です。自然界には約500種 […]

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75. ミニ知識:人名由来の実験器具

今回は人名に由来する実験器具を紹介します。    「ブンゼンバーナー」(bunsen burner)は、理科実験で一般的に用いられるバーナーです。筒の下部に下からガス調整(調節)ネジ、空気調整(調節)ネジが有り、可燃性ガ […]

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74. ミニ知識:実験器具の英語表記

カタカナ表記されているものは英語と思いがちですが、医学や化学の分野ではドイツ語に由来するものが多くあります。 例えば、実験器具で「メス」が接頭語でついているものはドイツ語です。「メス」はドイツ語の「messen=測る」か […]

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73. いまさら聞けない「電気・電磁気の有名な法則」

 先日は「オームの法則」について解説しましたが、他にも電気・電磁気の有名な法則があります。ここでは、ジュールの法則、クーロンの法則、ファラデーの電磁誘導の法則を紹介しますが、まずオームの法則の復習から始めます。    オ […]

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72. 知っておきたい有名なname reaction

 今回は、著名な人名反応(name reaction)を4つ紹介します。産業的にも重要な反応ですので、反応機構はともかく、その目的は知っておきたいものです。  Hofmann転位  カルボン酸アミドを臭素及び水酸化ナトリ […]

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70.いまさら聞けない「マトリックス効果」

LC/MSのマトリックス効果とは、実試料を分析した場合に分析対象物質の感度がその標準溶液を測定した場合と比較して増大したり減少したりする現象です。 LC/MSでは強度の減少がしばしば観察されますが、マトリックスの影響で感 […]

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69.いまさら聞けない「オームの法則」

 オームの法則とは、「一様な導線を流れる電流の強さと導線の両端の電位差とは比例し、比例定数を電気抵抗という」で、2点間の電圧V(単位:ボルト、V)、電流I(単位:アンペア、A)抵抗R(単位:オーム、Ω)の間では、式1の関 […]

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68.ジペプチド分析⑥ ジペプチド分析の事例とトリペプチド分析

  ジペプチドを網羅的に測定する方法は確立されました。  本手法をチーズやワインに適用した結果が下記の文献に示されています。  (陰山直子ら 分析化学 69 173-178(2020) https://doi. […]

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67.ジペプチド分析⑤ プレカラム誘導体化ジペプチドのLC/MS/MS測定

   前回、PICで誘導体化された全てのジペプチドには共通する特徴的な開裂パターンがあることを紹介しました。  これを利用すれば、(1)特定のジペプチドを選択的に検出できるだけでなく、三連四重極型質量分析計の測 […]

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