アミノ酸分析
65.ジペプチド分析③ ジペプチドの分析が簡単ではない理由
前回、ジペプチドの魅力の一端を述べましたが、最後に「ジペプチドのような低分子ペプチドの存在や動態、機能はこれまであまり調べられてこなかった。」と書きました。これは低分子ペプチドをきちんと分析する技術がなかったことが一因と […]
104.多様性は固定観念を解放してくれる
今回は多様性がうまくいった事例を紹介しようと思って書き始め、その思いがおおげさなタイトルになっていますが、最初に断っておきますが、結論がちょっとちがうような気もしています。 これは研究所の分析グループ内の昔 […]
63.ジペプチド分析① ジペプチドとは?
これまでにアミノ酸分析に関してTipsで数多く紹介してきました。 ここでは、アミノ酸が2つ結合したジペプチドの測定について、シリーズで解説していきます。 目次 ① ジペプチドとは? ② ジペプチドの有用性 ③ […]
(58)シリーズ 「血液中のアミノ酸測定の標準化」の終了にあたって
生体内のアミノ酸情報、特に血漿遊離アミノ酸の濃度やその変化は、身体の「今の」状態を把握できる重要なバイオマーカーとして認知されつつあります。それを活用し健康に有用な情報を人々に提供するためには、科学的エビデンスに基づく精 […]
(48)シリーズ 血液中のアミノ酸測定の標準化 ⑤ 9分でアミノ酸を正確に測定できる時代
測定に120分を要していたアミノ酸分析の世界に、画期的な進歩がありました。 アミノ酸38種類を9分で測定する方法が開発され、大手の臨床検査会社で実際に使用されています(図1)。 プレカラム誘導体化LC/MSという原理で […]
(46)シリーズ 血液中のアミノ酸測定の標準化 ③ なぜ血液(血漿)中のアミノ酸はバイオマーカーとなるのか
ところで、これまで「血液中の」と書いてきました(シリーズの題名も「血液中のアミノ酸測定の標準化」です)が、私たちが扱う(扱わなければいけない)のは、血液の成分の一つである「血漿(けっしょう)」中のアミノ酸です。 血漿 […]
(43)シリーズ 「血液中のアミノ酸測定の標準化」の開始にあたって
血液中のアミノ酸濃度は、臨床検査では「アミノ酸分画」といわれます。 先天的アミノ酸代謝異常症の診断、肝機能不全の重症度判定や治療の指標、栄養状態不良の患者の病態把握などに有効で、これらには健康保険が適用されています。 […]
65.やり残したことーアミノ酸をもっと簡単に測れるようにしたかった
「最近は、積極的に仕事をしていない」とある人に言ったとき、このような鋭い質問をされました。「なにかやり残したことはありませんか」 社長になろうとかなにかを成そう!とか思って会社に入ったわけではないし、その場その場で […]
4.何か凄いことをしようよ
「何か凄いことをしようよ。世界の誰もしてないことをしよう!」 工場の品質管理部から研究所に戻ってきた私に上司が与えた「テーマ」でした。 今朝現場で発生したトラブルを午後には解決して正常に戻さなけれ […]