35.会社に対する不満の三題噺 

「私は歯車の一つにすぎない」
その通りです。

全員が歯車です。
モーターに近い歯車が役員であり、部長、課長、
一般社員の順で動力源から離れていきますが、社員は全員歯車です。
ひとつの歯車がなければ、またその歯車の歯が少し欠ければ、会社はうまく動きません。
あなたも大切な歯車です。

「私の替えはいくらでもいる」
そうですね。
あなたの代わりになる人はきっといます。
そして「代わり」の歯車でも会社はもちろん存続します。

ところであなたは、今の仕事にどのように取り組んできましたか?

人には、専門性があり、得意分野があり、経験は異なり、
それぞれに個性があります。
それらを合算したあなたの存在は唯一無二です。
ですから「代わり」の歯車では、全く同じ動きは出来ません。
あなたがいるからこそ、今があります。
自信をもちましょう。

「私ははずされた。私はつまはじきにされている」
このような発言をする人は、きっと自分にフィットする仕事を長年してきて、
その仕事に愛着と自信を持っていた方ですね。
そこからの異動イコールはずされたと思ってしまったのでしょう。
つまり、これまでの仕事はあなたにとって「本道」であって、
違う道に行かされたという思いでしょう。

異動先では、あなたにはわからないことが多いでしょう。
しかし逆にあなたのような知識や経験をもった人がいますか?
唯一無二のあなたが活躍できる場所とは思えないでしょうか。
そこで自分のスタンスで働けば、新たな経験を積むことができ、
あなたにとってプラスにしかなりません。

もちろん、はずされた、代わりはいくらでもいる、のかもしれません。
本当に気に入らないのであれば、辞めてしまえばいいのです。
辞めないのであれば、
自分自身がユニークな存在であることを意識して、自分を活かしましょう。

くよくよしているほど、人生は長くないです。

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