63.「らんまん」から学ぶこと その2

『「らんまん」から学ぶこと その1』からの続きです。

 

「必ず成し遂げるという強い意志に勝るものはない」 

 アナザーストーリーである義理のお姉さんの酒造り。万太郎さんの実家は峰屋(大店の酒造メーカー)でした。万太郎さんの植物に対する熱意と同様、義姉は子供の頃から酒造りに、新しい美味しいお酒を造りたいという強い気持ちがありました。しかし、昔は女性が酒蔵に入ることは許されず(女性が関わると酒が腐る)、また、そのこととは関係はありませんが、その後義姉に任せられていた峰屋は火落ちで酒を腐らせて、廃業に追い込まれました。しかし、義姉夫婦はそこから再起をはかります。 

 発酵の研究もその時代の頃から進み、苦節十数年でしょうか、結果的には、「輝峰」(いい名前です)という新しい酒を造ることに成功しました。思いが強ければ、その意志が固ければ、そしてそれを伝え続ければ、必ず強い見方が出てきます。 

もちろん、こちらにもパートナーであり最大の応援者である夫(志尊淳さん:私の母親がファンになりました)がいました。 

Japan's_Sake

 

「雑草という草はない」 

 これも、このドラマの主題の一つだったのでしょう。もちろんその言葉通りの意味もあるでしょうが、ドラマとしては万太郎さん夫婦が住まいする十徳長屋の人たちの様子がコントではありませんが、小芝居のような感じで、しかし丁寧に描かれていました。
表現の仕方に問題があるかもしれませんが、当時の社会からすれば雑草のように思える人たち。しかし、皆に名前があり、それぞれ生きてきた人生があり、将来がある。長屋の人たちは、他者を尊重して、肯定しながら生活していましたよね。
 

ついでながら、長屋の差配「りんさん」のマネージメント力がすばらしかった。能力高いなぁと。あのような人が課長クラスにいると仕事は回りますよね。 

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 総集編とか、年末に放送してくれるのでしょうか? 

「らんまん」見ていない方は、是非その折にでもご覧ください。 

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