53.多様性とラベル化

「人は4つのパターンに分けることができる。ドエス、エス、エム、ドエムだ。」と言っていた部下がいました。エスとエムはSM、即ちサディズム(サディスト)とマゾヒズム(マゾヒスト)の略で、ドエス、ドエムはそれぞれの最上級?だそうですが、もちろん性的な嗜好のことではなく、性格や日常的なふるまいで4パターンに分類できるというのです。そう言われると、そうとも言えるかもしれないと思っていたものです。 

日本人は血液型で、人の性格を理解しようとしますよね。これも4パターンです。 

これらの分類は、ある人の考え方ややり方がちょっと自分とは違うなと感じたときに、「○○さんはドエスのB型だから仕方がない」、という納得する(諦める?)ときに使うように思います。そう考えるほうが、人間関係が楽になるかもしれませんしね。  

ところが、昨今、人を過激なワンフレーズでラベル化することが目につきます。それがバズればバズるほど、一人歩きをし、さらに拡散していきます。「レッテル」がはられてしまいます。 

一方で、多様性という言葉を聞かない日もありません。自分以外の考え方や価値観も受け入れよう、共存しようということです。 

実は、一人の人間の中にも、多様性があります。多面性という言葉が正しいかもしれません。誰一人、ある側面だけ、ある言葉だけを取り上げられてレッテルをはられたいとは望んでいないはずです。 

今の社会は、多様性とラベル化が同時進行しているように思えます。 

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