宮野 博

コラム
85. 裸の大将からヘラルボニーへ

  1月末に友人と諏訪湖1周16キロのハイキングをしました。 諏訪大社下社、翌日は上社まで足をのばし、さらに上社の最寄り駅である茅野駅の近くにある「放浪美術館」を訪れました。(http://www.houro. […]

続きを読む
分析化学Tips
(34)検査で用いる統計 ⑤用語の整理

  ここまでいくつもの指標が出てきましたので、整理しておきましょう。  感度=A/(A+C)=真陽性率 病気Xの人の中で、検査で陽性になった人の割合。陽性の尤度になります。   特異度=D/(B+D)=真陰性率 […]

続きを読む
分析化学Tips
(33) 検査で用いる統計 ④陽性尤度比を計算してみる

陽性尤度比は、病気の人が健康な人と比べてどのくらい検査結果が陽性となりやすいかを表していました。当然、感度・特異度が高いほど、陽性尤度比が高くなり、陰性尤度比は低くなります。 では、実際に計算してみましょう。 陽性尤度比 […]

続きを読む
コラム
84.課題論文の書き方

  1.研究報告の要旨   入社当時、研究報告の要旨は以下を簡潔にまとめなさいと指導されました。 ① テーマの目的 ② 背景と問題点(先行技術) ③ 本研究の課題(この報告書の目的) ④ 実施内容 ⑤ 結果 ⑥ […]

続きを読む
分析化学Tips
(31) 検査で用いる統計 ②陽性的中率

   検査結果が陽性のときに本当に病気であること、陰性のときは病気でないこと、それぞれをどれだけ正しく判定出来るかは重要なポイントです。この指標が的中率です。    定義は簡単で、以下のようになります。 〇 陽 […]

続きを読む
コラム
83. 座右の銘

 まず、先週の答えから。    「『真理は単純で美しいものである』という言葉があるがこれをどう思うか?」   「確かに事実はそうかもしれませんが、これは実験の苦労を知らない人の言葉のような気がして私はあまり好きではありま […]

続きを読む
分析化学Tips
(30)検査で用いる統計 ① 感度と特異度

第1回は「感度」と「特異度」です。     「感度」は分析でよく用いられる言葉です。測定の対象となる物質(群)を検出する能力で、感度がいいことを検出限界、定量限界の値で表現します。  分析の世界では、「特異度」 […]

続きを読む
分析化学Tips
(29) 「検査で用いる統計」連載を始めるにあたって

 日常的に検査キットが使われています。  インフルエンザやコロナの感染は基本的には抗原検査キットによって判定されます。血液検査や尿検査の結果から、このマーカーが陽性だとか、ある病気が疑われるから精密検査を受けなさいとか、 […]

続きを読む
コラム
82. 名言あれこれ

 今回はいろいろな名言を紹介します。   「人々が欲しいのは1/4インチ・ドリルではない。彼らは1/4インチの穴が欲しいのだ。」   先日、講演会で恥ずかしながら私は初めてこの言葉を聞きました。 マーケティング […]

続きを読む
分析化学Tips
(28)RとS、DとLの話

有機化学では、不斉炭素をもつる化合物の立体配置をR体、S体で分類しますが、生化学では、不斉炭素をもつアミノ酸をD体、L体で表記します。   R体とS体は、国際純正及び応用化学連合 (International […]

続きを読む