宮野

分析化学Tips
(54)シリーズ 血液中のアミノ酸測定の標準化 ⑪ 内標準には13C, 15Nのラベル体を使う

除タンパク操作のポイントと手順を前回紹介しましたが、ここではプレカラム誘導体化LC/MSによるアミノ酸分析に用いる内標準液について解説します。 正確な定量を行うために、内標準は欠かせません。可能なかぎり、早い段階で添加し […]

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分析化学Tips
(53)シリーズ 血液中のアミノ酸測定の標準化 ⑩ 除タンパク操作はこうする!

1.タンパク質変性には、酸を用いるか?有機溶媒を用いるか? 血漿をそのままアミノ酸分析計に供することは出来ません。血漿に含まれるアルブミンなどのタンパク質がカラム分離などに大きな影響を与えるので、除タンパクという前処理を […]

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コラム
94.かわさきTEKTEK

退職して通勤とか出張とかがなくなると、1日の歩数が途端に減ります。雨が降ると一歩も家から出ないことすらあります。 現在ウォーキングを促すさまざまな仕組みがありますが、川崎市には「かわさきTEKTEK」というウォーキングア […]

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分析化学Tips
(52)シリーズ 血液中のアミノ酸測定の標準化 ⑨ 採血直後からとにかく冷やす!

1.採血後の血液は急冷する 遊離アミノ酸を正しく測定するためには、血液試料の室温放置は厳禁です。 採血直後の血液は37 ℃くらいですから、採血管内でも血液中の代謝酵素は活性状態にあります。例えば、アルギニンはアルギナーゼ […]

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分析化学Tips
(51)シリーズ 血液中のアミノ酸測定の標準化 ⑧ 試料が血漿でなければならない理由

1.血清ではいけないのか? 血漿と血清、言葉の響きも見た目もよく似ています。 採血して「室温で放置」すると、体内の止血機序と同じ作用が働き、採血管内で血液が固まって沈殿します。 その沈殿を「血餅」といい、上清の淡黄色の液 […]

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コラム
93. 追悼 佐々木常夫さん

本日(5月8日)、新聞に小さな訃報記事を見つけました。  佐々木常夫さん(ささき・つねお=元東レ経営研究所社長)4月28日、尿管がんで死去、79歳。通夜、葬儀は近親者で営む予定。 会社員として出世を目指しつつ、うつ病の妻 […]

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分析化学Tips
(50)シリーズ 血液中のアミノ酸測定の標準化 ⑦ 戦いは「いつ採血するか」から始まっている

アミノ酸測定では、いつ採血をしてもよいというわけではありません。 血漿遊離アミノ酸濃度の恒常性は高いのですが、概日リズム(サーカディアンリズム)があることも知られています。アミノ酸の中には、1日の中で約30%も濃度が変動 […]

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分析化学Tips
(49)シリーズ 血液中のアミノ酸測定の標準化 ⑥ 血液中のアミノ酸測定は問題だらけ!?

臨床検査の「アミノ酸分画」では、どの程度のアミノ酸濃度の違いを見ていたのでしょうか? 先天性代謝異常では特定のアミノ酸濃度は明らかに異常値となります。 フィッシャー比は正常値が3~4、疾患の判定基準が1.8以下です。極端 […]

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コラム
92.季節の移り変わりと徒然草

 先日のコラム「春らんまん」の最後に「春は花についつい目を奪われますが、枯れているように見える枝から新葉が生き生きと出てくるのも観察され、その姿に生命力を感じます。アジサイは、梅雨に咲くべく、準備を始めています。」と書き […]

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分析化学Tips
(48)シリーズ 血液中のアミノ酸測定の標準化 ⑤ 9分でアミノ酸を正確に測定できる時代

 測定に120分を要していたアミノ酸分析の世界に、画期的な進歩がありました。 アミノ酸38種類を9分で測定する方法が開発され、大手の臨床検査会社で実際に使用されています(図1)。 プレカラム誘導体化LC/MSという原理で […]

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